日月美術館現在の催し

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第5回 日本の伝統食器展 

     「窯別の絵皿展」   

2009年11月1日~2010年10月31日



時代や風土を反映し、変化に富んだ器に出会うのは楽しいものです。
趣向を凝らした絵柄に当時の人々の心の豊かさが感じられるからでしょうか。
今回は江戸時代中期から後期に興った日本各地の、今は無き窯で生産された個性豊かな染付、色絵、土物などの絵皿を約60点紹介しています。

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◆ 皿の起源

皿とは、平らで浅い器のことをいいます。中国では大きく深い皿を盤(ばん)、小皿を喋(ちょう)と呼びます。日本でも古くは盤の字をあてていたようです。
皿の起源は木や石を加工した木皿や石皿にあるとされ、主に穀物や顔料をつぶすためのものでした。
食器の役割を持つようになったのは奈良時代以降です。
それ以前は鉢が日常食器の主流であり、皿は神事の祭祀具として使われていました。
陶磁器の生産が始まった近世に入ると、庶民の間にも皿が普及。
16世紀大航海時代の余波で中国やヨーロッパ諸国の交流が生まれ、日本の陶磁器は大きく前進し、さまざまな形の皿が大量生産されるようになりました。


◆ 絵皿の歴史

日本の磁器は染付に始まり色絵へと発展しました。
その技法は、17世紀中頃の江戸時代に、中国より九州有田に伝わったとされています。
開窯早々、高度なろくろ技術を駆使した染付や色絵磁器の大皿を作りあげました。
有田の絵皿は積み出し港の名前をとって伊万里焼きと呼ばれ、ヨーロッパへも多数輸出されました。なかでも白磁に中国模様を描きこんだ柿右衛門様式の色絵は17世紀末まで輸出の主役となりました。
また、有田では、国内向けにも日常食器の皿が大量に焼かれ、皿屋窯といわれたほどです。
色絵の技法は九谷、京焼、瀬戸など各地の窯に伝わり、それぞれ独自の作風が生まれました。
以後19世紀まで、絵皿の全盛期が築かれました。


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